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2010/04/25

映画「300 スリーハンドレッド」はイラク戦争批判かも。


300 (映画) - Wikipedia [2007年度作品]



300 <スリーハンドレッド>/ユーザーレビュー - Yahoo!映画
ここをざっと見ただけでも「星1個」のレビュアーの方がかなり目立っていて「映像としてはカッコイイかもしれないけれど、内容は暴力的なだけで悪趣味」ってことで切って捨てられている。「星5」をつけている筋肉大好き、残酷描写大好きな人達もいて現在は総合で「星3」になってる。「賛否両論」でお互いがお互いを打ち消しあうと遠くから見れば「平均」に見えるという事例のいいサンプルだと思う。

で、怖いもの見たさ、まずいもの食いたさでレンタルして観てしまった(100円だったし)。俺が「ナイン・インチ・ネイルズ - Wikipedia」(予告編だけに曲が使われてる)好きということもあっていつか見てみようとは思ってたけれど、あまりにも評価がこんな感じだったので今ごろになってしまった。

とかいいつつ観てみたらすごい面白い。最初はどうかと思いながら観ていたけれど「毒を食らわば皿まで」ということで頭のスイッチを「筋肉祭り」に切り替えてからはいい感じ。もう星4か4.5個くらいあげちゃっていいと思う。とにかくマンガっぽく誇張されたコントラスト高めな映像の雰囲気とか筋肉男が飛びまわるアクションシーンとかカッコイイ。だんだんプロテイン飲んで血を吐くまで腹筋しなくちゃ男じゃないような気がしてくる。北斗の拳とかベルセルクみたいな世界観が好きな人はいけると思う。「ディス イーズ スパァールター!」っていうわけのわからない動画の面白さも理解できた。

YouTube - THIS IS SPARTA!!! (music video)
人生の中でもっともムダな2分9秒をすごすことができます。

細かい部分は評判どおりペルシャ(イラン)の描かれ方がひどすぎるし、ペルシャ人(イラン人)はアフリカ系黒人じゃないし、たぶんアジアってだけで忍者みたいな敵がいっぱい出てくるし(みんな英語を喋ってるとかもうどうでもいい)。アメリカ人から見るアジアってホント大雑把だなー、アメリカ人ってホント忍者スキなんだなー、ってことがわかる。でも、この映画を筋肉祭りと首チョンパだけが売りのトンデモ映画で終わらせてしまうには惜しい気がする。

これ「テルモピュライの戦い - Wikipedia」っていう史実をエンターテイメントにして描いた映画という「てい」で、本当はスパルタの300人をアルカイダ、ペルシアの100万人をアメリカ軍として「イラク戦争 - Wikipedia」をこっそり批判した映画なんじゃないか。

イラク戦争退役兵士:「何でもいいから撃て、あとは上官が何とかしてくれる、と言われた」 - みんなの翻訳

この映画の製作開始はたぶん05~06年頃だと思う。そのくらいの時期はアメリカがイラク戦争に対してストレスが高まってきた時期と重なると思うので、そう考えればペルシアをここまで悪魔のように描こうとした理由がなぜなのかわかる気がする。公開は07年だけどまだまだブッシュ政権で、この映画をそういうそういう見方をすればアルカイダ賛美にもなっちゃうだろうから、ここまで内容をボカしてごまかさないと公開もできなかったんじゃないか。

「戦士になる夢」と「体に障害」をもっている男が出てくるのだけれど、その夢を引き裂いたのはスパルタ側で、障害があっても平等にチャンスを与え戦士になる夢をかなえさせたのはペルシア側(よく考えればそれはそれでエグいけれど)、それはやっぱりアメリカの理想って感じがする。その男はペルシアから見れば移民になるわけだし、アメリカ軍にも移民はいるだろうし。

ただアジアの描写が大雑把っていうのは天然でやってる気がする。そう考えていくと、まさかとは思うけど、イラクとアルカイダとイランを(核開発のアレがあるとはいえ)勘違い、もしくは同じだと思ってたたんじゃないのかってのが公開から数年経ってるけど、いまさら心配になってきた。本当にここまで考えて作られた映画かどうかわからないけれど、面白かったことは本当なので見たい人は見ればいいじゃない。

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