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2010/04/15

『顔色が赤い』

「おいおい、どうした?ずいぶん顔が赤いぞ?」
「いや、ちょっとね」

「酔ってるのか?仕事中だぞ?」
「それはない、酒のせいじゃないよ」

「じゃあどうしたんだよ」
「これはほら、そういう、赤い時もあるんだよ」

「今まで顔が赤いなんてことなかったぞ?」
「これは今日が初めてだからな」

「ほんと大丈夫か?体の調子が悪いのか?」
「いや、大丈夫。むしろ体調も気分もかなりいいよ」

「ならいいけど。やばかったら無理せず言ってくれよ」
「じゃあ言っておくよ。明日は緑だからな」

「何が?」
「顔色。明日はオレンジで、明後日は紫だ」

「なんだよそれ」
「毎日顔色が変わってたら面白いだろ」

「面白くはないだろ」
「9日後までの色は決めてあるんだ。ピンクとか黒とか」

「んー」
「お前は10日目どんな色にしてほしい?」

「わるい、どういうことだ?」
「だから、10日目に俺はどんな顔色がいいと思う?聞いてる」

「俺に聞いてるのか?」
「そうだよ。あたりまえだろ」

「それは、あれか?俺が決めちゃっていいのか?」
「いいよ、もちろん。何色がいい?」

「えーと、じゃあ、なんだろ、青、とか?」
「青、いいね。わかった、じゃあその日は青にする」

「うん。あー、いや・・・」
「え?なに?青じゃダメ?ちがう色にする?何色でもいいよ」

「・・・いや、うん、青で」
「よし、青色な。楽しみにしててな」

「そう、・・・うん」
「でも青か、青は買わないとだな。その日までには用意しておく」

「それは、なに?その色は買うの?買うものなの?」
「あはははは」

「はは、は」
「おまえ何言ってるんだよ?そりゃそうだよ、買うに決まってるよ」

「うん、あ、そうなんだ」
「そうだろ、ふつうは」

「高いの?」
「どうだろうなー、ピンキリだからな。俺が買ってるのは1000円くらいだけど」

「あー、そうなんだ。そのくらいなんだ」
「そうだね。でも高いやつは軽く8000円超えるからね」

「あー。けっこうなもんだね」
「いつかはそのシリーズを買ってやろうとは思ってるんだけど」

「あの、それはさ、その色のシリーズに無着色ってのは売ってないの?」
「無着色?」

「なんか、環境と肌にやさしい無着色、みたいな、感じの」
「色ついてないんでしょ?何が楽しいのそれ?」

「いや、楽しいっていうか、なんていうか」
「無着色なんて誰も買わないだろ、そんな色」

「あ、だよね。ごめんごめん」
「おまえバカだなぁ」

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