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2009/08/15

お客様


「好きな花は?」


「好きな花?なんだろう、急に言われてもパッと思いつかないけど」


「どんなのでもいいよ」


「そうだなー、ひまわりとか」


「ふーん。なんで?」


「なんでと言われても。そうだな、大きいし、楽しい感じがするじゃん」


「ふーん」


「ダメなの?」


「いや、別に。意外だなと思って」


「そう?イメージと違う?」


「食虫植物とか好きなのかと思ってた。ハエとか食べるような」


「お前の中でオレはどんなイメージなんだよ」


「どんなイメージって、食虫植物とかが好きなイメージだよ」


「それはそっちだよ。お前はどんな花が好きなの?」


「トイレットペーパー」


「何?」


「トイレットペーパー」


「紙じゃん。花は?」


「花柄のトイレットペーパーが好き」


「オレだって好きだよ花柄のトイレットペーパー」


「じゃあそう言えばいいじゃん」


「言わないよ。『好きな花は?』って聞かれたら言わないよ」


「俺は言うよ。あれの花の香りするぞ」


「するよ、するけども」


「フローラル、なんとかみたいな」


「ちょっと高いやつな」


「客が着た時のやつ。大事なゲストが来た時に付替えるやつ」


「うん」


「そういう香りつきのトイレットペーパーが俺は好きだ」


「もうトイレが済んだんだから帰ってくれよ」


「まあ、お茶くらい出せよ」


「帰れよ」

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