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2009/03/27

「そば」って食べ物はいったい何なのかを考えていると、変な気分になった。

たまーに日本の食べ物を「なんだこれ」と思うことがある。あのー、そば。お蕎麦。もちろん、おそば屋さんの「ざる蕎麦」はとっても美味しいと思う。コンビニで売ってる「そば御膳」みたいなやつは、まあまあそこそこ美味しい。

でも、ちょっと想像してみて欲しい。たとえば、アメリカ生まれのアメリカ育ちで、アメリカ以外の文化にこれといって興味のないミシシッピ州あたりに住んでるアメリカ人に「寿司は食べた事ある?じゃあ『ざるそば』も食べてごらん」と食べさせても、満面の笑みが返ってくる味ではないと思う。「これが『そば』ッピか?ふーん、別に美味しくないッピ」とか言う。絶対に言う。

アメリカ人は質より量で味音痴ってイメージがあるから判断できないと思ったならイタリア人でもいい。毎日一食はパスタもの食べてそうだから麺にはうるさそうだし。イタリア生まれのイタリア育ちで生粋のジローラモが「ざる蕎麦」食べて何を思うのか。たぶん「まずいわけじゃないラモ。でも、よくわからない味ラモ」ってな具合だろう。

フランス人あたりはちょっとしたり顔で「シンプルでいて奥深いベラ(※1)。まるで日本の文化をクチの中に滑りこませていると錯覚を起こすような味がするベラ」と言ってくれるかもしれない。でも『美味い』とは言わない気がする。

子供の頃から刷り込まれた何かのせいでこの「そば」を美味しい思っている、そんな感覚がある。そば、どこか理屈っぽい食い物だ。心の底から美味いと思うには「そば」を食べ続けていくしかないのだろうか。それとも、俺みたいなヤツが年を重ねてから自分でそば打ったりしちゃうタイプなのだろうか。

「ざる蕎麦が食べたいな」と思っただけでこんなことを書いている。しかもソバは食べてない。誰か俺を蕎麦でぶって欲しい。もちろん、ちゃんとゆでた蕎麦で。ペヒッ、びゃ、ペヒッ、びゃ(※2)とぶって欲しい。そのあと、その蕎麦を一緒に食べようじゃないか。




※1:『ベルサイユの薔薇』の「ベ」と「薇」を縮めたもの。その人物がフランス人であることが重要な場面ではよく語尾につけられる。

※2:「ペヒッ」ゆでた蕎麦と素肌がぶつかった音。「びゃ」麺が床に落ちる音。

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